東北唯一の政令市の自民議員の使命は大きい
年一度、政令市持ち回りで開かれている、自由民主党政令指定都市議員連絡協議会・議会議員連盟が横浜で行われました。
今回も自民政令市議員300人以上が参加。
また、横浜市議会出身の菅義偉前総理によるご講演がありました。お生まれが秋田・東北なので、説得力と親しみは倍増です。
わが国の強靭化、すなわち安全な国土に持続する社会を創る上で、政令市の果たすべき役割は大。
それは政治の安定(建設的な姿勢の議員議席の確保)と社会経済・生活の実態に即した迅速な政策立案と実現力です。
なおさら、人口減少社会、災害激甚化、世界情勢の緊迫している中だからこそなのです。
そのためには、まず、国、地方ともに政権を担う責任を有する自民議員であるとの個々の高い意識をまず確立しなければなりません。
ともすれば、しがらみや、目先の事に流されやすい世界ですが、これに負けない強い意志、自らの自浄と健全化に取り組む気概と勇気が求められているのです。力は誠実な努力によって後からいくらでもついてくる。能力の差は少なく責任観念の差は大きい。
自民内では、内閣支持率と与党第1党の支持率の合計が50%を切れば、政権は瓦解するとの青木幹雄・元官房長官が唱えたとされる「青木の法則」が現実味を帯びてささやかれている(読売新聞オンライン2023.11.7)とのことです。
法の支配を力で現状変更しようとする中露鮮の行動が活発である状況では一寸の油断はならず、政治が弱体化している場合ではありません。
このような時だから、なお人口の22%が集中し、各都市圏の人づくり、経済発展、危機・緊急事態における時宜に応じた政治・施策の開拓者かつ牽引者たらねばならぬ政令市の自民議員の責任は極めて重いのです。
大きな影響力を持っている議員自身がこれをしっかりと自覚するときです。また、本協議会の存在意義は、そこにあると思います。
ちなみに仙台の自民には、復興施策の提言や、戦後成しえなかった災害救助法の法改正・救助実施市の指定、学校のエアコン設置導入を実現した例もあります。
地域住民の実生活の幸せを直接基礎自治体として守りながら、国を支える基都市議員としてやらねばならないことは山ほどあるのです。
下りの東北新幹線が白河の関を越しました。これから福島市に入ります。
東北唯一の政令市の自民議員の使命は大きい。と再認識して、出張の概観としているところです。